2024/07/26 [金] |
(楽天堂フレンズML〜豆ランチパーティー報告その2〜) つづきです。 よその国の人を有無を言わさず日本人にしたり外国人に戻したり。しかも日本人にしたと言っても二級国民扱いで、強制的に奴隷労働させたり慰安婦にしたりでした。植民地支配って、なんてなんて傲慢で野蛮なんでしょう。 こんな植民地支配はもういまの世界では許されない、と思って安心したいたときに、わたしたちはイスラエルによるガザ市民の虐殺とそれを許す世界をつきつけられます。 パレスチナについて考えようとするとき、植民地主義を抜きにしては考えられなくて、それで今回、中村一成さんに来ていただいたわけです。 一成さんは、戦後行われた日本政府の旧植民地の人々への外国人登録令(1947年)による「管理」について話してくださった(報告その1で書いたように日本国籍を持っている旧植民地の人々を外国人として管理したのです!)あと、2001年のダーバン会議について話されました。 このダーバン会議の残念な内容を紹介する前に、戦後、日本政府が在日の人々にした人権侵害をもうひとつだけ書いておきます。 それは、朝鮮人学校の弾圧です。 一成さんが毎日新聞の記者として最初に赴任した香川県でも、1948年に朝鮮人学校が弾圧され廃止になりました。 京都でも1948年当時、西陣や東九条にあった朝鮮人学校が弾圧され廃止に追い込まれたんだそうです。 その弾圧には、世界の植民地主義とレイシズムの影響があったと一成さんはたしか話されてました。アメリカの意向だとも。(メモが見つからない、どなたか覚えておられたら、補足お願いします。) さて、2001年のダーバン会議に話は移ります。 戦争中&戦後のおろかな植民地主義とレイシズムを今、世界はどう評価しているのか。 ダーバン会議は、反人種主義世界会議ということで、2001年9月のはじめに開催されました。 そこで、 「植民地主義と奴隷制への謝罪と補償」 「シオニズムを人種主義として非難すること」 などを旧植民地のアフリカや中東諸国が要求したんだそうです。あたりまえのことのように感じますよね。 だけれど、それに対して、旧宗主国や米国、イスラエルが猛反発。これらの要求が総意を得ることがかないませんでした。 そして数日後、9・11のテロが起こります。 ダーバン会議が9・11の自爆テロを招いたわけではないけれど、ダーバン会議で正論が通らないような世界の主流派秩序があって、それに絶望する追いつめられた人々がいる。 以上が、中村一成さんが紹介された2001年9月に世界で起こったこと、見えたことでした。。 当時、わたしはダーバン会議での議論をなにも知らなかったけれど、自爆テロの映像を見て、アメリカを中心とする国の豊かさの裏で、追いつめられている人たちがいることを感じました、直感的に。
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2024/07/24 [水] |
(楽天堂フレンズMLより〜中村一成さん豆ランチパーティー報告その1〜)
みなさま、おはようございます。ようやく回復しました。抗ウイルス薬が効いたみたいで鎮痛剤なしの時間も痛みがなくなりました。昨夜久々に熟睡しました。 ご心配おかけしました。救急外来が徒歩5分のところにあるので土曜日のお店の営業中にちょっと行って薬を処方してもらえました。ありがたい!
■中村一成さんの豆ランチパーティーの報告と感想を書きます。 わたしがあいまいに理解していた在日の人の国籍と在留特別許可のこと、一成さんがきちっと話してくださった。
まず1910年の日韓併合で、朝鮮半島が日本の植民地になり、朝鮮半島に住む人たちの国籍が、本人の希望と関係なく、いきなり「日本」になった。無理矢理、日本人にさせられました。
それが終わるのは1951年のサンフランシスコ平和条約です。 朝鮮半島出身者の国籍は、またいきなり「日本」ではなくなった。一成さんの話によると、世界的にはふつう旧植民地の人たちは国籍を選べるんだそうです。日本でも当然選択できるものという方向で官僚たちは話を進めていた。それをくつがえしたのは吉田茂で、在日の人々の希望を問わず日本国籍を剥奪することになった。 この時点の吉田茂の差別意識(レイシズム)が日本政府に与えた影響は大きかったと思いました、一成さんも言うてはりましたが、二級市民扱いしたわけです。 (以前法務省入国管理局に働いていたわたしも在職中にそれをひしひしと感じました。在日を「連中」呼ばわりしてましたから、犯罪者でもないふつうの市民を。)
さて、敗戦の1945年8月から51年のサンフランシスコ平和条約までの間、 在日の人たちはどんな位置づけだったのか(どんな風に権利があったのか)。 そこをわたしがしっかり理解できてなかったんだけど、その6年間は日本人のまま外国人扱いする法令ができて、日本人なんだけど参政権はなかったんだそうです。
1946年4月に日本ではじめて女性に参政権が与えられました。与えられたという言葉はしっくりしませんね。日本人女性がはじめて参政権を行使できた。 だけど、その参政権を行使できる日本人に朝鮮半島出身者(在日の人たち)は含まれなかったんです、日本国籍があるというのに!
またつづき書きます。 ここまでのところ、もしまちがいがありましたら、みなさま、訂正補足お願いします。
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2024/07/22 [月] |
昨日の豆ランチパーティーに参加された皆さま、ありがとうございました〜! 中村一成さんの新著が出たら、楽天堂で販売させてもらおうと思います。そして出版記念の豆ランチパーティーを開催したいです。 鈴木なりささん、東京から昨日来てくれた。なりささんを囲む豆ランチパーティーも開きたいです。
広島からも北軽井沢からも、参加者がありました〜。 定員12人の会だったのですが、20代の参加者が5人あって、頼もしいと思った。お聞きすると同世代の身近なお友だちが、パレスチナ問題にずっと関わっていて、自分も知らなくては、と思ったという声がありました。人を動かすのは人なんだと思いました。
参加して下さったみなさんの話、お一人お一人もっとお聞きしたかったです。
在日4世の若者も参加してくれた。 彼女とは、関東大震災から100年の昨年、在日と日本人が歴史について話せる場を作ろうって約束していて、やっと実現しました、一成さんのおかげで。 これを始まりにしようと思いました。
#豆ランチパーティー #中村一成さん #パレスチナと日本の植民地支配 #楽天堂
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2024/07/18 [木] |
7月21日(日)、楽天堂にてパレスチナについての豆ランチパーティーを開催します! フリーランスのジャーナリスト中村一成さんが、毎日新聞時代にパレスチナを取材した時のことから始めて話して下さいます。 日本が植民地支配をしたことと今のイスラエルのしていること重ねて考えることで、レイシズムを自分たちの問題として考えることができます。 おいしい豆料理作りますね。なすとエリンギ、青大豆でカレーを作ろうと思います。 豆サラダも用意しますね。 11時から14時半まで。 会費は一般2500円、会員2000円、学生や経済的困窮者に割引あります。 詳しくは、楽天堂HP のトップページをごらん下さい。 rakutendo.com/mame-lunchpart… 前々日までご予約お願いします〜。
#豆ランチパーティー #パレスチナ #レイシズム #中村一成さん #楽天堂
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2024/07/12 [金] |
こめ油についての続報でわかったことを書きます。圧搾法かどうかが問題ではなく、油の匂いを消すときに200℃まで高温にすることで発ガン性の疑われる物質が生まれるようです。 でも健康被害は報告されておらず(よかった〜)、みなさま、お手元にあるこめ油は、そのままお使いになったらよいと思います。 もともと圧搾法の油だけ販売したいと思っていたので、報道のあった時点で「まいにちのこめ油」の販売中止を決めました。 食品の安全を考える時、「何に比べて?」という観点が大事と、マイケル・グレガーの著書で学びました。 グレガー博士は、精製した油よりナッツなどから油をとる方がよりヘルシーと考えています。 よりヘルシーな食生活を提案したくて、6月から「スパイス料理キット&ヘルシーな食生活ガイド」という定期便を始めました。 「まいにちのこめ油」が健康を害するわけじゃないと思うし、低温圧搾油だったら安心というわけでもないので、楽しく試行錯誤します。 よろしくお願いします。 (楽天堂フレンズMLより) ↓ Yさん、情報、ありがとうございます! できるだけ低温のままで製造できる方法がよいんだろうなあと思います。 前にそば粉をいろいろ試したのですが、昭和三十年代の動力の小さい機械でゆっくり挽いたそば粉(北川製粉所)は、石臼挽きに負けないおいしさでした。 性能のいい(短時間で挽ける)機械で挽いた多くのそば粉は、そばがきにすると、おいしくないのがよく分かりました。たぶん酸化しているかんじでした。パンケーキに入れる分には問題ないと思ったのですが。 それで、高知県の北川製粉所のそば粉をとっていました。挽くのにものすごく時間がかかるそうなんで、製造するのはたいへんそうでした。今は買う人が少なくなったので、仕入れをお休みしています。 今回のこめ油がすぐに健康に影響があるとは思わないのですが、できるだけ高温にさらされていない食品を選んでいこうと思っています。オイルは特にですが、はちみつもそうだし、お米も粉類もそうで、楽天堂は一階の二部屋を夏場はほぼ24時間エアコンをかけて食品を守っています。 そういうわけで、問題とされる物質が基準値内であっても、できるだけ酸化リスクの低い食品を選んでいこうと思います。わたしも続報を読むようにします。 Yさん、どうぞまた教えて下さい。
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2024/07/11 [木] |
おはようございます。 今夜NHKでめい想についての番組があって、作りはバラエティだったけど、内容がとても興味深く楽しく何度も笑いました。 わたしもめい想を習慣にするようになって、番組に出てきた女性と同じで、心配にとらわれることがなくなった。ぐっすり眠れてる。
脳のある部分が鍛えられて、筋肉みたいに分厚くなるんだそうです。 80代の女性も数ヵ月で、脳の島皮質という場所が分厚くなったよう。 パートナーの健康が心配で睡眠薬を飲んでもなかなか眠れなかったのに、めい想してから薬なくぐっすり眠れるようになっていた。 心配しなくなって、ごめんね、ってパートナーに言ってたのが印象的。 そしたら、彼は「いいんだよ、それが普通なんだから」って返していました。 心配が常態化してた人が、めい想によって脳が変化し、とらわれがなくなって、心が健康になっていた。
人間の可塑性を感じさせる楽しい番組でした。 一瞬登場してきた達人たちの佇まいがすてきで、ジョアン・ハリファックスという女性の禅僧の方の本をすぐにメルカリで買いました。
※写真は、朝わたしがめい想する場所。雨降りの朝は自分の家の台所でめい想する。
7月17日午後11時50分より、再放送されるそうです!
#トリセツショー #めい想 #マインドフルネス
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2024/07/10 [水] |
【こめ油についてお詫びと販売中止のお知らせ】 楽天堂より、大事なお知らせです。 昨日、楽天堂でも販売してきましたこめ油の発ガン性についての報道がありました。 ↓ 台湾衛生福利部食品藥物管理は7月9日、日本産こめ油(三和油脂製造、8.3d) から、摂取した際に発がん性が疑われるグリシドールが生成の可能性があるとさ れるグリシドール脂肪酸エステル(GE)1688μg/kgを検出(基準値 1000μg/kg) し廃棄・積戻しを指示。 わたしも最近気になり、別の圧搾法の油を仕入れ始めたところでした。 三和油脂製造のこめ油は、楽天堂で販売している唯一の圧搾法ではない油でした。 これまで販売してきたことをお詫び申し上げます。 今後は、圧搾法の油のみ販売します。 写真は、当店で引き続き販売する圧搾法のオイル類です。 化学薬品を使わない方法で精製しています。 https://x.com/chiakitakashima/status/1810813205704520141 みなさまにはたいへんご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。 一つでも不確かな商品を販売すると、店としては失格だと身が引き締まる思いで す。 これからは真摯に取扱商品を選びます。 今後ともどうぞよろしくお願いします。
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2024/07/09 [火] |
昨日はキタマチロージ、プレオープンの日です。 北野天満宮の北東路地奥。中庭があって明るい。 どっしりしたテーブルに、大きな本棚。
小さな仕事塾の6人が集まりました。 和やかな楽しい会でした。
聡子さんのコーヒ、すばらしかったです。浅煎りと、深煎りが選べ、わたしは香りのよい浅煎りを選びました。
おやつ工房レッケルのタルトも、大好評でした
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2024/07/08 [月] |
先月、フランスから来たお客さんが、マクロン大統領への激しい失望を語っていました。 その批判として極右と左派が票を伸ばし、こうやって左派連合が最大勢力になるのか、、。 危機的な状況で、左派が立場を超えて共闘してるのが、すごい。 自分への反省をこめて、細かいところで決定的な対立をするのは、もうやめたい。 今回、蓮舫さんを応援する共産党の田村智子さん、社民の福島瑞穂さんの姿に感動しました。杉並区長岸本聡子さんの姿にも。
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2024/07/07 [日] |
都知事選、結果とても残念だけど、ひとり街宣というスタイルの広まりに、たしかな希望を感じました。 こういう風にしか、社会は変わらないのだと思います。きっと今後に生きます。自分も今後に生かします。 東京でひとり立って下さったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
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2024/07/06 [土] |
おはようございます。 昨日は雨が降らなかったので、植木鉢がカラカラでした。友人の家の庭も心配になって、様子を見に行きました。朝の5時台だったのに、自転車をこぐと汗だくになる。ほんとに蒸してます。
帰省している娘のリクエストにこたえて、なすの煮びたしを作りました。 佐伯さんのなす。 伏見唐辛子でも、なにか作ろう。 朝の通り庭、すでに蒸し暑いのだけど、まだまし。夏の料理は朝のうちですね。
できた〜。 伏見唐辛子200gと、じゃこ50gで、伏見唐辛子の炊いたん、作りました。
出汁パックのおすすめは、これです。京都の誇る福島鰹のふしのだしです。 オンラインショップからも、お買い上げいただけます!
#ふしのだし #楽天堂
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2024/07/01 [月] |
一昨日の夜のETV特集、録画してあったものを見ました。 『死亡退院 さらなる闇』 水曜日の深夜に再放送がありますので、ぜひぜひごらんください。 7月4日(木) 午前0:00?午前1:00
東京都政がどれだけ命を軽視しているか、とてもよくわかります。大問題です。 透析のできる精神科を東京都は用意すべきなのに、予算をつけず、マンパワーもさかない。(プロジェクトマッピングなんてやってる場合じゃないのです。) 滝山病院では動けないように薬を大量投与。過鎮静から肺炎になり、死亡。大量の死亡退院。 褥瘡もすぐに重度になり次々に死亡。 スタッフにアルバイトが多く、適正な体位変換がなされてない。 さまざまな虐待。 (2021年の院長の報酬額は、6320万円だそうです。経常利益の337%。)
都知事選の中で、これが放送されてよかったです。 東京都はこの状況を実質黙認しているのです。有効な手だてをとっていない。 死ななくてよい人がこの病院に入れられたことで命を落としています。
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