2025/01/14 [火] |
今日、『ボブという名の猫2』という映画の中で心底いいなと思ったのは、この店です。 ムーディーズ・コンビニエンスストア。 チェーン店じゃない、個人商店のコンビニ。 困りごとあったら一緒に考えてくれるし、ガムテープとか貸してもくれて(そういうシーンあり)、地域密着。 こういう店だったら、基本誰にだってできるし、儲かりはしないけど、必要とされるから、食べていける。
観終わって、すぐにまねして看板書いたくらい、めざすはこの店!って思いました。 実際ロンドンのサウスイーストには、こういう店がブロックごとにあって、ぜんぜん競合もしてなかった。 日本の画一的なコンビニより、ずっと気楽に経営できる。 売りたいもの売れるから、インドがルーツの店主はガネーシャのブロマイド売ってた。 ほんとに映画とまったく同じでした。
楽天堂はこういう店のひとつになりたくてやってる。
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2025/01/12 [日] |
『社会のない国 日本』、読了。 ドレフェス事件と大逆事件を比較し、これからわたしたちが充実した生を生きるために、国家を過大評価しないで、人間として生きることを呼びかけてます。 とてもよい本でした。 クリストファー・ノーランの『テネット』も最後まで観ました。 『ダンケルク』とおなじ集中と密度。 ノーランの映画を観るといつも大事なことを思い出す。純度だと思う。 純度、速さ、強さ、みんなそろってる。 今朝は子育て中の若い友人の家に行って、背中に手を当てたり、仕事の相談に乗ったりしました。帰宅したら綾部の農家の水田さんご家族が来て、みんなでカフェに行き、それから昨日の映画の続きを見て、昼寝、読書、フルトヴェングラーのベートーヴェンを聴き、散歩と買い物。おだやかなよい一日でした。
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2025/01/09 [木] |
楽天堂、今日も元気に営業してます。 みなさまの健康を願いまして、早朝ご来店のお客さんには、ゴールデンミルクをさしあげることにしました、寒い季節限定。 ターメリック、こしょうを少しお湯でねってから、オーツミルク、ココナツオイル、はちみつを入れてあっためる。 次回はシナモンも入れます。
ターメリックの中のクルクミンが体によいのです。 9時から10時までの間に来られたお客さん3人にさしあげました。 一人はボディビルをされてる方で、肝機能に気をつけている方だったこともあり、 ターメリックとこしょう(こしょうがクルクミンの吸収をよくする)、はちみつを買って下さいました。
もう一人の方は保津峡から自転車を走らせて来て下さったので、あったかいゴールデンミルクで和んでおられました。 しばらくこのサービス続けますね! これからターメリックペーストを作っていつでも出せるようにします。
楽天堂の営業時間は変則的です、お気をつけ下さい。 水曜日11時〜 木曜日9時〜 金曜日11時〜 土曜日9時〜 閉店時間は1月30日を除き、19時です。 (1月30日は1時間早く閉店します。) どうぞよろしくお願いします!
※ 昨日は1年半ぶりにスリランカの学生、ハルシャさんが来てくれました。 4種類のスリランカ料理を徹夜で作ってくれた豆ランチパーティー以来。 今日は大きなだし巻き卵を持って来てくれた。アルバイト先で作ったもの。 大学院を3月で終えます。今仕事を探してる。サイバーセキュリティの仕事。 安い軽の車も探してました。
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2025/01/08 [水] |
昨日息子と電話で話して、まるで亡くなった父と話してるようでした。 去年の年間店頭売上がいくらでとわたしが言ったら、一日○万円だね、とすぐに返して、どうしてわかったの?と聞いたら、それは年間の営業日数で割ったら、と息子が答える。わたしの話をどんどん数的にイメージしながら聞いている。 こういう聞き方が、起業・経営カウンセリングでは必要。わたし自身、経営者の父と話すのが楽しかった。父と仕事の話していると、話が具体的になったものだった。自分の希望をかなえようとしたら、年間このくらいの売上が必要で、月にするとこのくらいで、そうするとこうしたらいいああしたらいい、、、。 娘とお正月に話してて楽しかったのは、演劇セラピーに関連したこと。健康な人はだいたい百通りの役割を演じていると教えてくれた。(不調だと20くらいに減るらしい。) その話を聞いた時、ぱっと明るい気持ちになった。百のうちの一つや二つうまくやれなくても平気。 数字が出てくる話は楽しい。 よいお正月でした。
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2025/01/07 [火] |
(小さな仕事塾MLより) お正月のお休みに読んだ本の中で、この本は「小さな仕事塾」のみなさんに役立つと思った本があります。 『人生後半の戦略書』 これはタイトルから想像する印象とはかなり違う本と思います。 若い人に読んでほしくて、わたしは娘にすすめました。もちろん年輩の方にもおすすめで、ムーさんにもすすめました。 知性には、 ・流動性知性 ・結晶性知性 があり、流動性知性のピークは早ければ20代だというのです。 たいていの人は30代から40代で流動性知性のピークを迎えます。 流動性知性に頼った仕事をしていると、スランプ続きになるし、自分は落ち目だという気持ちになります。 ところが結晶性知性で、社会の役に立つことはできるので、そこに軸足を移して仕事していけばよい。 もちろん引退してもいいのだけど、わたしみたいに一生働かなくては経済的に困る人は、 結晶性知性を生かす仕事に切り替えていく必要があるのです。 これがこの本のメインの主張なんだけど、わたしはこうも思いました。 結晶性知性は、個人でする仕事に生かされる。 そう思えたんです。 ということは、この本は、人生後半の戦略書であるだけでなく、小さな仕事の戦略書でもあります! ■起業・経営カウンセリング、短い方がいいというご意見があり、60分5千円にします。 対面でもオンラインでもしますので、お気軽にリクエストして下さい。 延長は可能です。30分ごとに2千円。
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2025/01/04 [土] |
■昨日(1月3日)の朝日新聞、連載「百年 未来への歴史」、勢いで開戦してしまったこと、書かれています。 本質的な決定を先送りする「非決定(避決定)」。 「責任や緊張感の重さに耐えきれず、組織内のリスクを回避しようとして、 目先のストレスが最も少ない道として選ばれたのが、最もリスクが大きい『開戦』という選択肢だった。」 (森山優著『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』) 「森山氏の著書は意外な読まれ方をした。 歴史研究書なのに『現代日本の組織でも同じような状況が展開されている』と共感の声が多く寄せられたという。 学生からも『登場する軍や政府の幹部がみな普通の人だと身近に思えた』と」 「開戦は日本の軍人・軍属だけで二百数十万人が亡くなる結果をもたらした重大な決定だったのに、 指導者らがその重大さを認識していない。当時の日本人には、所管事項には責任をもつが全体を考えていない、 中途半端な責任感を持った人間しかいなかった。」(森山氏) 🔳この朝日の連載「百年 未来への歴史」、とても読み応えがあります。全6回のシリーズの昨日が3回目。 勉強不足の人間にも読めるように工夫して下さってます。 昨日の後半は第一次世界大戦の開戦がどれだけあいまいな認識で、勢いに負けていやいや開戦したかが書かれてる。 当時の為政者は「夢遊病者」だったと、、、。 そして「大衆」がその勢いを作り出したことが書かれています。 🔳 12月30日はデモクラシー、31日は国家予算、それぞれ戦争への接近を許してること、書いています。 お金払ってでもデジタルで読む価値がある記事だと思いました。 無料で大筋を知りたいという方は、菅野完さんの朝刊チェックをYouTubeで聞いて下さい。 15分の方。 30日 https://www.youtube.com/watch?v=aVv2RVHXF6I 31日 https://www.youtube.com/watch?v=lrHdrUK4TNo
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2025/01/01 [水] |
新年おめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 おかげさまでまったく仕事のこと考えず元旦を過ごしました。 夜になって『「社会」のない国 日本』のつづきを読んでます。今まで自分が社会的な活動をして失敗したのは、社会を家族や共同体の延長として捉えてきたからと思い至りました。 そして、このごろ何かいろんなことがスムーズにいくのは、「社会」が感覚として生まれてきたからのような気がしてきました。 たとえばわたしは枝元なほみさんとおなじ共同体に属してはいないんだけど、「社会」の感覚を共有していて、そのために年末年始の居住支援ができてる。 困ってる人への「情」ではなく、動けてる。 「情」で動いてるときは、トラブルが絶えなかったんです。おバカさんとよく言われてました。バカは死ななきゃ治らないと自分でも思ってました。 この本、2年前に出会いたかった。(個人と社会の関係がわからなくて、チェコスロバキアのマサリクの本を読んでました。) とてもよい本です!
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