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分かち合う文化 100年計画

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日常着に着物を! 男性のための着付け教室(1-day レッスン)

 日本を洗濯する 

講習のご案内 [PDFファイル

日程 参加者のご都合に合わせて設定します。ご希望の日程・曜日・時間をご連絡下さい。
時間 10:00-12:30 or 13:30-16:00 
会場 楽天堂
講師 高柳無々々
会費 無料 
参加者に、伊勢神宮の禊(みそ)ぎ用褌(ふんどし)をプレゼント!
定員 3名(1名から開講)
申込 受講希望日の1週間前までに、受講申込フォームでお申し込み下さい。
内容 
 基本 褌
(ふんどし)→襦袢(じゅばん)→着物(長着)→羽織(はおり)の着付けを学びます。帯は「貝の口」で締めます。
 発展 袴
(はかま)のはき方/たすきがけ/歩法/小手先を避ける
 その他 着物の入手法/手入れの仕方/履き物について/春夏秋冬にどんな着物を着たらよいか

・着物や帯(兵児帯
(へこおび)ではなく角帯(かくおび))などをお持ちの方はご持参下さい。無い方にはお貸しします。
・着付けの際は、上は長袖Tシャツ/下はスパッツ or 股引
(ももひき)をご着用下さい。
・動きやすい服装+できれば足袋 or 5本指ソックスでお越し下さい(着替え可能)。 また必要でしたら、汗拭きタオルや水・お茶をご持参下さい。
駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用下さい。自転車は、楽天堂の前に停められます。


主宰者口上

 私は自宅兼店で豆屋をやっていることもあって、十年ほど前から日々着物を着て暮らしています。洋服からすぐに切り替えられたわけではありません。2003年に京都に越してきた際、夏の暑さに音
(ね)を上げて作務衣(さむえ)おじさんになり、それから二、三年して腰のあたりが締まらないのでパンツをやめてふんどしにし、また二、三年後に着物を着てみようかという気持ちになって今に至っています。家族とトレッキングやキャンプに行く時はアウトドア用のウエアを着用したりとT.P.O.に応じて洋服も着ますが、そんな時でも家に帰ると無性に和服に着替えたくなります。日曜日の夜にテレビで放送している漫画『サザエさん』に出てくる波平(なみへい)お父さん状態です。

 それまで私にとって着物とは、趣味人かお金のある人が着るものというイメージでした。私は1955年 (昭和30年)生まれですが、言うまでもなくパンツにシャツの世代です。子どもの頃、町内会の盆踊りで浴衣
(ゆかた)を着せてもらったくらいです。ただ私が小学校中学年くらいまでは、母は着物の上に割烹着(かっぽうぎ)で暮らし、自分で洗い張りもしていたおぼろげな記憶があります。そんな私が“な〜んちゃって着物人”になったのには、整体(内観法)の稽古を二十年ほど続けてきたことが大きかったと思います。いつの間にか、からだの感覚が変わったとしか言えません。何しろ、稽古を始めた当初から着物+野袴(のばかま)を着用していましたが、稽古が終わったら普段着の洋服に着替える――その事に対して何の疑問も抱かずにいた、それどころか、私は洋服を売る仕事をしていた!のですから。稽古が日常と“断絶”していたのです。

 着物を着始めるようになって、痛切に感じたことがあります。それは生まれた時から――死ぬまで――着物を着ていた人たち(江戸時代人まで)と自分(のような近代日本人)とでは、からだの感覚が決定的に違うのではないか、ということです。整体(内観法)では、からだの感覚こそ言葉や衣食住のありようという〈文化〉を産み育んできた母胎だという位置づけをしています。その伝でいけば、「“はら”をくくる」「“こし”が抜ける」という“からだ言葉”を――身体感覚を伴わずに――ただ喩え(記号)としてしか使えない私たち現代日本人は、別の文化に生きているのではないだろうか、と。かるがるしく「伝統の継承」などと口には出すまい、と思いました。

 それでは日常着として着物を着ることにどんな意味があるのか?――趣味でもステータスのシンボルでもましてや何らかの義務ではなく、着ることに・・・。今の私が言えるのは、次のようなことです。まず、 何よりも心地よい点が第一。次に付け加えるならば、日々和服を着ることによってからだの感覚を取り戻す、その過程で、日本文化の理
(ことわり)のようなものを――書物などの知識ではなく――身体感覚として体験し、知る楽しさ、とでも言いましょうか。いわく、着物はなぜ(洋服と違って)首まわりを開け手首・足首も締めつけないのか、なぜ直線裁(だ)ちなのか、なぜ左前身頃(まえみごろ)を上に重ねるのに「右前(みぎまえ)」と言うのか、そもそもなぜ「きる」と言うのかetc.。

 もちろんそれは私の“感覚”ですから、何の根拠もありません。間違っているかもしれません。また、近代以前の日本文化(社会)を理想郷(パラダイス)のように言うつもりもありません。ただ、着物を日々着ることによって得られるもの、一言でいえば和(なごみ・やわらぎ)の感覚が、今の日本文化/日本社会のグロテスクなまでに非人間的・反生命的なありようを変えていく、原動力たりえるのではないか、と密かに信じているのです。祈念と言ってもいいかもしれません。私が女房と営んでいる豆屋・楽天堂のキャッチフレーズを使えば、〈分かち合う文化〉の創造です。

 この小さな着物教室に参加された方が、着物を着物たらしめている感覚を体験することを通して、実践への一歩を踏み出してもらえたら――たとえ週に一度でも、仕事が休みの日に家で和服で過ごすようになるとか――私としても望外の喜びです。

補足
 
 ・きものを着るかなしみ 
附:お金のない男がきものを着るには
 ・タテ糸とヨコ糸の織りなすもの


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