〈2016 秋の小さな仕事展〉 
10/10(月・祝)〜10/16(日) 11:00-19:00 @楽天堂・からこと舎

 好評いただいた春の展示会に続いて、〈秋の小さな仕事展〉をからこと舎で開催いたします。イラク人画家の絵画(peace on)、ネパリ・バザーロの洋服、パレスチナ刺繍(パレスチナ・オリーブ)、花と雑貨(Ruby Flower)、ゆずと加工品(小松商店)、スコーン&英国菓子(オーロラスイート)、展示・販売いたします。

 11時〜19時(楽天堂の営業時間)までの間で、お好きな時間に楽天堂においで下さい。からこと舎までご案内いたします。展示会最終日の16日(日)には、peace on の相沢さんを囲んでの豆ランチパーティーも開催します。(楽天堂・高島千晶)

相澤さん(peace on)より

ハーニー・ダッラ・アリー「ナツメヤシと農婦」展示案内

 この夏イラクとヨルダンを訪問し、アンマン在住のイラク人画家Hani DallahAli(ハーニー・ダッラ・アリー)による小品シリーズ「ナツメヤシと農婦」の続編を仕入れてきました。今回はイラクの象徴ナツメヤシの手すき紙の上に、さらにオリーブやヘナの葉の手すき紙をコラージュし、木材塗装などに使う自然塗料(一部アクリル絵具)で描いてくれました。

 イラク七千年の歴史の中で人々の命を支えてきたナツメヤシは生命の樹とも呼ばれ、モチーフの農婦は母なるものの象徴。天上から注がれた稠密な日の光を浴び深みのある色彩に包まれて、大地の温もりを伝える手すき紙の上に佇む農婦の優しい顔を見つめていると、この世に生まれたすべての命を言祝ぐ子守歌が聴こえてくるようです。

 戦争によって祖国から引き剥がされたイラクの人々が彼方に思い続けるふるさとの大地で、古から命をつないできた「ナツメヤシと農婦」。メディアという窓から見えるイラクはいつも壊された風景ばかりですが、絵画という窓を通して、イラクの原風景と人々の温かさ、そしてこの困難な時代を生き抜く力を感じてほしい。ご自宅で気軽にアートを楽しめる色紙サイズの小品ですから、日本の家の壁でも飾りやすく、お値段も手ごろです。ぜひ会いにきてください!

「イラク‐ナツメヤシと農婦/IRAQ - Date Palm and Farm Woman」
*ナツメヤシの手漉き紙を使用した新シリーズ
https://www.facebook.com/events/167362120291536/permalink/175697996124615/


皆川さん(パレスチナ・オリーブ)より

 みなさま、ぜひ、刺繍製品の実物を見て、手にとってご覧ください。刺繍の綺麗さがまず一番ですが、生産者のパレスチナ・イドナ村女性組合の人たちは、普段使いでの使いやすさを考えて作っています(お土産物、飾り物じゃなくて、普段から使いやすいもの)。内ポケットなどもついています。そして、長持ちします。刺繍って、本来、布を強くするためにしている、ということを改めて感じさせられます。(検品して、縫製での糸のほつれなど見つけたら、私が返品して直してもらっているということもありますが。) 


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