身体の稽古会



〈分かち合う文化〉の創造は、他者と“なじむ”という同化の身体感覚から――楽天堂では腰を鍛え肚(はら)の感覚を甦らせる身体(からだ)の稽古会を下記のように毎月二つ催しています。

【1】舞ワークショップ(舞W) 
講師:室野井洋子 [参加者の声]

4・8・12月を除く毎月末の平日(曜日不定) 要予約 一般参加者歓迎! 部分参加や子連れ参加も可能です。

時間:パートT(体をたがやす) 10:00-12:00 パートU(舞の種をまく)12:30-14:30 昼食&シェアリング 14:30-16:00  
会場乾窓院 
会費:パートT=2000円★ パートU=2000円★ 昼食&シェアリング=500円
*パートT+パートU+昼食&シェアリング=4000円★ 
*初めて参加される場合は会費(★)が半額になります。 2000円→1000円 4000円→2000円
     
1)昼食はご飯とお味噌汁をこちらで用意しますので、何か一品をお持ちより下さい(乾窓院を会場として使わせていただく時の条件になっています。分かち合う!寺です)。おかずやデザートなど何でも構いません。少量で結構です。
2)服装などの注意事項や地図は参加者に直接ご連絡さしあげます。乾窓院は楽天堂より徒歩8分の禅宗寺院です。
3)楽天堂までメール、お電話などでご予約下さい。定員:各回15名
4)保育が必要な小さいお子さん連れの方にはベビーシッターをご紹介いたします。また遠方からの参加で宿泊が必要な方は1週間前までにご連絡下さい(乾窓院で宿泊可 一泊千円)。


【2】体を整える会(整体) 講師:高柳無々々

毎月第2月曜&第4土曜(同じ内容です) 予約不要 豆料理クラブ会員とその家族に限定 

時間:10-12時 
会場乾窓院 
会費:500円

    
室野井洋子

【プロフィール】

 舞踏の影響を受け、1985年よりダンス活動をおこなう。かたわら1991年より身体教育研究所にて身体運動と感覚を学ぶ。近年の公演にソロ「Far Calls」(ローマ、2008年)、音楽とダンスのユニット「あの世のできごと」でのヨーロッパツアー、関西ツアー(2007年)がある。1996年より舞と踊りの身体を追求するワークショップを東京、鎌倉、福岡、ローマ、パリ、サンパウロなどでおこない、現在は東京、横浜、京都で定期的に開催している。

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連絡先
 札幌市中央区南5条西16丁目仲村マンション10号 

季節を踊る 2008 

むかしから人はさまざまな場面で舞い踊ってきた。
晴れの日には晴れの舞、生活には活きる舞、合間には間の舞、
朝には朝の、夕には夕の、夜には夜の舞。
斎い、祈り、悼み、鎮め、畏れ、感謝、
慕い、恨み、出会い、門出、別れ、
からだの節々に、ふかくあさく、
いまこの場で舞われるただ一つの動きをむかえる
身体訓練を季節にわたっておこないます。


季節を踊る 2007


 わたしたちは季節を何によって感じるのだろう。
 日の長さや強さ、気温、植物の姿や色、動物の鳴き声、星のめぐり、また、風や空気の匂い、空の高さ、海の色、土の感触など、ありとあらゆる自然の妙なる変化に、刻々とうつろう季節を感じる。
 しかし、もっとも直接に季節を告げるものは、わたしたちにとっていちばん身近な自然である、このからだである。春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬のからだがあり、さらには夏に向かう初夏のからだ、湿めり気を帯びる梅雨のからだ、残暑を過ごす晩夏のからだがある。また、今年の春のからだは去年の春のからだではなく、そして来年にはあらたな春のからだを迎えるだろう。からだの豊かなうつろいは、わたしたちがまぎれもなく季節とともに生きていることを知らしめてくれる。

 季節のからだから、おのずと湧きいづる動きがある。それは季節によってさまざまな形をなし、たとえ同じ軌跡をたどる動きであってもその気配はあきらかに変わってゆく。季節が微妙に変化するごとく、動きも豊かな様相をみせてうつろうのである。それらの動きを動くことで現われるものがあるとすれば、そこには文字どおり季節が体現されることになるだろう。

「季節を踊る」とは、季節のからだが季節の動きを動くことによって、季節を「いわう」ことにほかならない。季節を生きる人間ひとりひとりの「まつり」である。
 古来、季節の変化にともなって、各地で特定のまつりがおこなわれてきた。人間が文化を創造したとき、自然であることの喜びと畏れは生活のなかで祈りを生じ、祈りは歌や舞となり、徐々にまつりをかたちづくっていったと思われる。

 私たちは、からだの芯から喜び、畏れることができるだろうか。
 今の四季が果たしてかっての四季であるのか。気象は本当に異常なのか。
 私たちはどのようにめぐる季節を生きてゆくのか。
 個々のからだに、そしてそこから生じる動きを互いに味わうまつりの場に問うてみたいと思う。


舞と踊りから 2006

 芸能としての日本の舞踊の始まりは、たどれるかぎりにおいては、天岩戸神話に見られる「鎮魂」のまつりでおこなわれる「楽」(あそび)であったといわれています。昔の人は、すべてのものの動きに霊魂が関わっており、人の生死や心身のはたらきもまた霊魂の付着・遊離などといった状態と考えていたようです。人の一生あるいは四季の暮しのなかで、魂のあつかいは人間が最もきづかうべきところであったと思われます。

 鎮魂のはたらきに、「たましづめ」と「たまふり」の二通りがあるという説があります。漢字の訓からも呼び起こせるのは「遊離の運魂を招ぎ、身体の中府に鎮む」というたましづめであり、一方のたまふりの字義は「魂触り」「魂殖ゆ」「魂振り」などといわれているということです。はるかより聞えてくるこれらの言葉の意味するものがどのようなところにあったのかはわかりませんが、舞・踊という身体の起こりの何かを告げているように感じられます。

 人々は鎮魂の時をみいだしては、からだをしずめ、からだを振るって、いのちを新たにしていったのでしょう。手の一振り、足の一踏みにも、切実な祈りがこめられていたにちがいありません。

 日々の営みのなか、しづむる時、振るう時をみいだし、舞い踊りたいものです。


高柳無々々

【プロフィール】

1955年神奈川県横須賀市に生まれる。京都在住。豆屋楽天堂の堂守。2002年より身体教育研究所で野口裕之先生に師事し整体を学ぶ。

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2008年4月―2009年3月の稽古内容(予定)

 4月:内観的身体技法入門、脊椎行気(せきついぎょうき)
 5月:手のあて方 基礎編その1(手を消す)
 6月:手のあて方 基礎編その2(首を消す)
 7月:手のあて方 基礎編その3(目を止める)
 8月:+@内観的活元運動
 9月:肚の感覚その1(腹部第二)
10月:肚の感覚その2(腹部第一&第三)
11月:肚の感覚その3(腹部第四&第五)
12月:+@腰をつくる(正座、うつ伏せ・仰向け)
 1月:手のあて方 応用編その1(沈みの型)
 2月:手のあて方 応用編その2(輪郭のすりあわせ)
 3月:+@焼き塩療法

*各回とも脊椎行気を稽古の始め(または最後)に行います。
+@の3回は、全体の流れからは別個の内容ですが、私の経験では内観的に行うととても有効な稽古だと思います。



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