| オレガノ トマト・チーズ・豆とよく合うオレガノはイタリア・メキシコ料理で大活躍。 お茶にすると、咳や消化不良・げっぷに効果があります。歯痛止めに葉っぱを噛んだり、お風呂に入れても。 一度畑にまくと丈夫で毎年株分けで増やせます。花は小さいけれど花序が高く伸びるので、切り花やドライフラワーに。 ハーブオイル・ハーブビネガー 焼き魚・マリネ・ドレッシングの風味が一層深まります。 1.生の葉がある場合はにんにくや月桂樹、ローズマリー・タイムと一緒に粗く刻み、ハーブが隠れるまで油や酢をビンに注ぐ。 2.オイルはオリーブ油、酢はワイン酢・リンゴ酢・醸造酢で。日の当たるところに置いて(オリーブ油は暗所に)毎日ゆすり、2週間ほどで香りが移るので漉してビンに移す。 3.目印に新しい枝をビンに加える。 チリ トマトと共に原産地の中・南米からコロンブスの到着によって世界中に広まったチリは現在熱帯全土で200種類以上も品種があるそうです。それ以前はカレーをはじめ、熱帯アジアの辛い食べ物がコショウのみで辛みを出していたといい、想像もできません。 月桂樹 イスラエル原産で聖書に登場する月桂樹は古代ギリシャ時代から勝利の栄冠として、また疫病・虫除けに使われました。米びつや粉の袋に葉を入れておくことで防虫効果があります。 オレガノもそうですが、剪定した枝をとっておき、燻製のいぶし材やバーベキューの薪に加えると香りが楽しめます。 春先に枝を挿し木するとよく根づき、増やせます。 キッチン・リース ハーブとスパイスで作った台所に飾るリースは料理の際にここからとって使え便利です。 1.月桂樹の枝をリースの形に整える。枝がなければブドウやアケビのつるで。 2.@にホールのチリや八角・シナモンを木綿糸で縫いとめる。 3.同様にタイムやローズマリーの枝、セージやオレガノ・月桂樹の葉でブーケガルニ*を作り、1に縫いとめる。 *ブーケガルニ:スープや煮込み料理に入れるハーブの束。好みに合わせて上のハーブを料理1回分(例月桂樹の葉1枚にタイム・ローズマリー一枝ずつ)ごとに糸で縛る。枝の代りに大きな木のスプーンや幅のあるリボンを土台にしても。葉や軽いものはご飯粒でくっつけてみては? |
シリーズ・豆日記 粘土団子で豆を蒔く(佐藤浩子)
| 「粘土団子が割れやすいんだけど、これでいいのかな」 日本へ帰るとき、私に粘土団子作りを始めて教えてくれたソリチュードファームのクリシュナが福岡さんに聞いてほしいと頼んできた。 粘土団子とは自然農法をなさっている福岡正信さんが考案した、種を粘土でくるんだもので、蟻や鳥などから種を食べられないようにするほか、種にカビが生えにくくなる。粘土は土の中で保水力が最も高いので乾燥にも強い。団子は丸いので壊れにくいほか、種が水を求め、重力方向に向かって根を伸ばすとき、団子と地面の接点に向かっていく。 たくさんの植物の種を集めて粘土団子にしてばらまくと、その土地に最もあったものが芽を出し、元気よく伸びてくる。人が農作物を選ぶのではなく、自然が選ぶ。耕さず、水もあげない。 2003年8月に足尾銅山で開かれた緑化フォーラムで福岡さんの弟子の本間さんに会い、粘土団子作りを教わったときに、粘土団子が割れてしまうことを聞いてみた。 「団子の中の種の数が多いか、種が大きいかのどっちか」という答え。 実際、本間さんからもらった種で後日改めてやってみると、クリシュナの言ったとおり、団子が割れてしまうことがあった。割れた団子を見ると、種がかなりたくさん(10粒以上)入っていた。種が多いと割れてしまうと聞いていても、本当に団子に種が入っているのか心配で、そしてなるべく芽が出てほしいと欲張り、つい大目に種を加えてしまったのだ。割合は粘土:種が7:1くらい、たらいなどでかき混ぜてみて手にぶつかるかぶつからないかくらいの少ない分量だ。団子1個に種が2−3粒。 割れてしまった別のタイプは種がほかより大きかった。じゃあ、豆はどうだろう?福岡さんに相談すると、大きな種は団子にする前に一晩水に付けておき、団子作りほか、粘土の泥水でコーティングすればよいとのこと。モモやマンゴーもこうする。 恐る恐る実行に移すと、ちゃーんと芽が出てきた。天気の悪い日に作ると乾かず、中身が発酵して失敗もあった。それでも、鳥に食べられない分、普通の栽培よりお得な感じ。子供と調子に乗り、サヤインゲン、えんどう豆、スイートピー、空豆と手に入るのは何でもやってみた。しかし食べる豆に比べたら豆の種を買うのは高いなあということに気づいた。空豆は15粒くらいで630円。 本間さんが講演の中で「例えばスイカの種を買うと、一袋に10粒ほど入って200円します。でも、熟したスイカ一個には500粒以上の種が入っていて、袋で買うとして計算すれば1万円分になります!」とおっしゃっていた。こうして考えてみると、日々捨ててきた種がもったいなかったなーと悔やんだ。今度はお金をかけずにやろうと台所で出た種を取っておくことに。豆料理クラブの豆を少し蒔いてみようかな? コーティングした豆に比べ、粘土団子で蒔いた種はなかなか発芽しなかった。発芽後もすくすく、というよりむしろずいぶんとのんびりしてる気がした。…これで大丈夫なのか?不安がよぎる。 粘土団子の種は芽を出す前に根を地中深くまで伸ばし、地下の水脈まで届いてから発芽するので(だから発芽が普通の種まきより遅い)、苗木を作ってよその地に植えつけるよりもずっと丈夫だそうだ。だから水をかけないでほおっておいてもちゃんと育つので砂漠緑化に効果を発揮する。植樹では莫大な費用がかかるが、粘土団子は種と粘土の輸送費と団子を作る労力のみだ。 そう、不安を通り越して団子を蒔いたのを忘れたころ、ひょっこり大きな大根の株が出てきているのを見つけた。あっちにはカブが、こっちには小麦が、何だかわからないけどいっぱい出てきた。みんな、どっしりした構えを見せている。まだ芽を出していないのもありそうだ。 普通野菜つくりといえば、プランターに筋蒔きした種が発芽したら、間引き、植え替え、肥料をやって…といろいろ手をかける。植え替えのときに根を痛めるし、間引きで隣の株も土が持ち上がって具合が悪くなったりしていた。間引きする種ももったいない。苗のトマトやピーマンを買っていつも思うが、根がしっかりしていないから、ひょろひょろしている。 このあたり、粘土団子の種は後半の追い込みが期待できそうだ。この冬を乗り越えて、春にどんな結果が出るのか、また報告したい。 〈粘土団子の作り方〉 【材料】 ・いろんな種類の種(大きさをそろえ20種類以上) ・粘土(粉末粘土も売られているほか、粘土を乾かし、ハンマーやふるいで粉末にしてもよい) ・板など作業台やダンボールなど ・たらい ・水 【作り方】 1)たらいの中で粘土と種を7:1の割合になるように混ぜ、少しずつ水を加えながらパン作りのように耳たぶくらいの硬さにこねる。 2)空気を抜く。陶芸の菊練りのほか、30cmくらいの高さから粘土の塊をたたきつけるようにどすんと落とす。糸で粘土を切ってみて空気の穴がなくなるまで続ける。 3)手で直径1.5cm前後(種の大きさにより調節)にまるめる 4)風通しのよい日陰で乾燥。 |
| 出来上がり(2歳の子どもの手のひらです) |
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