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  2017/03/29 [水]   


毎日、これはおかしんじゃないか?と思うことが、一つや二つじゃないので、どこからどう声をあげていいかわからない状態なんですが、証人喚問に応じた籠池さんの記憶違いが、罪として問われようとしていることに、ほんとうに危機感を感じます。
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3015137.htm

稲田防衛相の記憶違いは、おとがめなしなのに、籠池さんの記憶違いは、偽証の疑い濃厚で、罪を問おうとしてる。
政府にタテをつく者は、社会的に抹殺する。現実に、今、そういうところに来てるということだと思います。

この場面では、わたしたちは真剣に籠池さんの側に立たないと、まずいんじゃないかと思います。
いろんな思想信条を越えて、籠池さんを守らないと。
そうじゃなきゃ、政府に「殺しのライセンス」を与えるようなものと感じます。


ボブ・ディラン「殺しのライセンス」
http://www.kashi-honyaku.com/bob-dylan/license-to-kill.html


  2017/03/17 [金]   


(豆料理クラブMLより)
今日は梅田のHomedoorで、ホームレス支援のケースワーカー養成講座の3回目で、とても有意義でした。釜ヶ崎の病院で長年ケースワーカーをしている奥村さんという方から、レクチャーを受けました。
今のところこのホームレス支援のNPO団体になにも貢献してないわたしが(寄付もまだまったくしていないのです)、無料でこんな貴重なレクチャーを受けさせていただいていいものなのかというたいへん恵まれた学びの機会です。

■ところで、今日の、陸上自衛隊の日報をめぐるニュースに改めて驚きました。
http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20170315/k10010912591000.html

これはとんでもないことですね。
これが大問題にならないとしたら、わたしたち、麻痺してしまってる。
陸自が一貫して保管していた日報、これまでの稲田防衛大臣答弁と食い違うとして先月消去を命じられていたとのこと。
保管していた現場の人も納得行かない上の判断でしょう。ありえない。

■そして、森友学園問題の方も、驚きの展開でした。
これはまったく些末な感想なんですが、関西人の自分は飛び交う関西弁に感情がかき立てられます。
昨日紹介した菅野完さんに対して、彼の過去に起こしたと言われる性犯罪事件から批判的な意見が書かれてもいて、実際、問題のある人なんだろうとも思いました。はったりが好きないわば柄の悪い大人たちに囲まれて育った人なんだろうと。

京都にいるとあまり感じないのですが、大阪に行くと、柄の悪い人たちと接触する場所があります。今、30年ぶりくらいに梅田のはずれのに頻繁に行くようになって、ああ、ここは自分のホームタウンだったなあと感じます。闇の見えやすいこの街で若い頃過ごしたことを思い出します。

京都の四条河原町を歩いてもホームタウンとか思うような気持ちにはまったくならないのだけど、梅田では、それを感じる。若い頃、そこで遊んだ街で、柄の悪い場所もいくらか知っていて、悪い大人に声をかけられたり、危険な目にもあった場所だからなのか。

維新の会が人気を持つ街なんですよね、大阪は。
この泥臭さがいやで、大人になって東京で暮らし、今も京都に住んでるのかもしれないのですが、今自分の中の大阪的なものと向き合う時なんだなあと感じています。
籠池さんといううさんくさい大阪のおっちゃんと関係を作ったのは、いわば柄の悪い関西人である菅野さんだった。二人とも関西弁で爆弾発言をした。そのまえには鴻池さんも出てきて、やっぱり関西弁で爆弾発言をした。

3人とも友だちになりたいとは思わないけれど、正直に申し上げて、わたしにはカタルシスがあります。それまで延々と国会で標準語の空疎な答弁を聞いてきたからか。

みんな死なないで、ほんとのことを語ってくれよ、と思います。


  2017/03/16 [木]   


菅野完さんの会見全編動画を見ました。
自営業者である菅野さんと、サラリーマンであるその他諸々のマスコミの違いが、ほんとに際だってます。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00352502.html
今回、関西人がたくさん出てきて、いろいろ考えさせられます。


  2017/03/14 [火]   


次の月曜日(祝日)は、あおのかぜさんの豆ランチパティーです。
箕面市で自然農をしながら、洋服を作っっておられるご夫婦です。
中国語で採用された企業で勤め、そこで洋服づくりを学ばれた浅川さんは、10年以上前にやめて独立。中国茶も教えています。

今回の豆ランチパーティーは、参加希望者に「小さな仕事塾」の人が何人かいますし、神戸でオーガニックカフェなさってる人など、多彩な人が集まってきます。
まだ空きがありますので、ご興味のある方、どうぞご参加下さい。

(浅川さんからのメッセージ)

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「あおのかぜ」の洋服は中国で1点1点丹念に作られています。時折お客様からいろんな意味で「え〜〜 中国製なの?」と問われます。多くの意味・理由があって中国で作っているのですが、今回はそのあたりのお話も出来たらいいなと思っ
ております。

我が家は先祖代々大阪の箕面・粟生間谷(あおまたに)で百姓を営んで来ました。
そこは都会のように開ける前は貧しくも慎ましやかに先人の知恵を継承して自然と共生していた地域です。

現代の消費優先社会への疑問を感じつつ、無理のない無駄のない自然体の生活を洋服作りと家業である農業を通して皆様にご提案できたらという思いで活動しています。

中国と1989年から関わって来て趣味となっていた中国茶ですが、昨年ついに現地に短期留学?をして中国茶芸師の資格を取得しました。豆ランチパーティーではその茶芸を披露させて頂きます。一般に想像される中国茶とはひと味もふた味も違う香り高いお茶をぜひお楽しみ下さい。

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詳細はこちら↓
http://www.rakutendo.com/mame-lunchparty.html

「あおのかぜ」さんの洋服の展示会期間は、20日から26日までです。
「からこと舎」最後の展示会で、豆ランチパーティーです。

おつれあいの金家さんが天然酵母でパンを焼いて持ってきて下さると思います。
その日、わたしは天然酵母をおすそわけしてもらう約束になっています。
金家さんもわたしもホームベーカリーでパンを焼く仲間なんですが、金家さんはイーストでなくて、自家製天然酵母なんです。格段とおいしいパンです。


  2017/03/13 [月]   


からこと舎のクローズまであと18日なので今日は掃除しましたが、明日がイタリア語教室なので、掃除の合間に1週間の日記をまとめました。

3月11日のところで、
Sabato. Oggi e' il undici marzo. E' un giorno importante per giapponese. Cucino i fagioli con calma.
と書きました。
「土曜日。今日は3月11日。日本人にとって大切な日です。静かに豆を料理します。」

わたしでさえそうなのだから、東北にお住まいの方はどんなだろうと思うのですが、毎年この時期は心の平衡を保つのが難しいです。
遺された者がすべきことをしてるかを問わずにはいられないこの時期、今のニュースを見ていると、暗澹とします。
あんな大きな災害があった後に、この人たちはこんなふざけたことをしていたのかと怒りがこみ上げてしまう。
それじゃあ、死んでいった人に顔向けできないだろうと。

怒りがいろんな処に向かうとき、歯止めがきかなくなるので、イタリア語を復習します。短い文章を書くにもエネルギーがいるので、心が落ちつく。そう、なんとか心を落ちつかせています。

東北に住む佐藤円さんの今日のツイート。
「この国はおかしすぎる!なんで突然自衛隊撤退?撤退させて!といい続けているうちは知らん顔で、何の説明もなく突然の撤退!都合の悪い別の事件を隠したくて取って付けたように見える。国の判断がこんなで国民が政府を信じられるはずがない!」

静かさがわたしたちの砦。戻っていく静かさがあるから、問い続けられる。明日も豆を茹でようと思います。そして問い続けようと思います。


  2017/03/12 [日]   


(豆料理クラブのMLより〜イランの緑豆ぞうすい〜)
イラン料理、毎日しています。
昨日は、ひよこ豆とヨーグルトのペーストをオーブンで焼くという料理でした。とても気に入りました。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1330563807019944&set=a.125528784190125.27560.100001990128385&type=3&theater

そして今日は緑豆ぞうすいです。
緑豆とレンズ豆の雑炊なんですが、トッピングする肉団子について先日書いたように苦心してると
(https://twitter.com/chiakitakashi…/status/840091121942384640)、なんとコックさんが要領を教えてくれました。
タンパク質の性質について解説してくれたのですがそこはちゃんと飲み込めていませんが(いつか本を借りて勉強しよう)、塩と挽肉を最初に混ぜてから玉ねぎを入れたら固まりやすいということで、やってみました。ほんとだ、今度はうまくいく!
鈴木さんの放牧豚のミンチを使いました。それもよかったのか。
塩の分量も一回目は薄すぎたので、今回多めに入れたら、決まりました。
本で読んだレシピが2回料理して段々補足されていきますね。
コックさんって、ロカンダきだやの木田さんのこと。仕入れに来た時教えてもらいました。だけど、木田さんもつなぎなしで肉団子を作ったことはないそう。これは、イランの独特の料理法ですね。

そして、できました!
ハーブたっぷりの雑炊です。ああ、なんておいしいんだ。
250gの緑豆、100gの茶レンズ豆、半カップの米、そこに250gのフレッシュハーブ(コリアンダー+パセリ)です。

イラン豆料理セットという商品を作るかもしれません。
5種類のイラン豆料理ができますよ、という豆とハーブとドライフルーツの詰め合わせ。


  2017/03/10 [金]   


ゴルメサブジがおいしくできたことに気をよくして、ひきつづきイラン料理、作っています。
イランでポピュラーな家庭料理である緑豆ぞうすいによくトッピングされる肉団子を作りました。
今日のところは形がくずれて失敗だったけど、おいしい!

挽肉(牛肉か羊肉を使うのだそうですが、わたしは豚肉を使いました)250g、玉ねぎ1個、ターメリック小さじ1、塩胡椒、
材料は、これですべてです。

玉ねぎ1個をチーズおろし器ですり下ろして、水気を切って材料を混ぜ、お団子状にして、油をひいたフライパンで炒める。

たぶん水気の切り方が不十分だったので、形が崩れてしまったと思うのですが、片栗粉などのつなぎが入らない肉団子はふわんとして、やわらかくて、やさしいおいしさでした。

こんどもう一度作って、緑豆ぞうすいにトッピングします。
緑豆ぞうすいは、125gのコリアンダーと125gのパセリが入ります。
香りがいいんでしょうね。
楽しみです。



  2017/03/09 [木]   


「豆料理クラブ」会員、募集中!
毎月(あるいは隔月で)、季節の豆料理ができるように、お豆とレシピをお届けしてます。スパイスの入るコース、乾物の入るコース、いろいろあります。

(豆料理クラブのMLより〜新コースを作ります〜)
無々々が、楽天堂のHPをスマートフォン向けに改訂してくれました。
http://www.rakutendo.com/

まだまだ途中なんですが、この1週間に4人も入会者があり、うれしいです。
やっぱり「豆料理クラブは必要とされてたんだ!」と思い、改めて日々、豆料理をしています。
レッドキドニービーンズがおいしい!
北海道の金時豆などが台風で全滅して仕入れられなかったので、赤いんげん豆ということで、輸入のオーガニックのレッドキドニーを仕入れたのですが、最初は、ゆで汁のあくが強くて「?」と思っていたのに、今はこの豆に魅せられています。
味が濃いです。
金時豆が収穫できる年も引き続き仕入れようと思うくらい、この豆にはこの豆のよさがあります。

■そのレッドキドニーで、昨日、イランの国民食と言われる「ゴルメサブジ」を作りました。
感動しました。
FB→https://www.facebook.com/chiaki.takashima1/posts/1327273280682330?pnref=story

そして考えました。今まで「豆料理クラブ」では、お肉とあわせた豆料理を一切紹介してこなかったけれど(植物性の料理のおいしさを紹介したかった)、お肉と組み合わせたものも含めて、世界の伝統豆料理を紹介するコースを新設しよう!

これから1年かけて、いろんな豆料理を作ってみます。
とても楽しみです。


  2017/03/06 [月]   


(小さな仕事塾MLより〜ロマンチックであることを笑うな〜)
相沢さん、お父さまの絵、ぜひ見に伺いますね。
明日の夕方、イタリア語教室の前に(堺町画廊に)行ければと思っています。
お父さま、一度、にんじん食堂さんでお目にかかって、ほんとうに魅力的な方で、絵もすばらしかったです。

Iさん、ありがとうございます。
FBと、豆料理クラブのMLの方で、『ラ・ラ・ランド』を紹介したのでした。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1323445644398427&set=a.125528784190125.27560.100001990128385&type=3&theater

ラストは少々興ざめだったんですが、夢や理想を持つことを勇気づけてくれる映画です。みなさん、ごらんになったら、きっと元気になると思います。
冒頭のワンシーンに注目!

夢と希望ということでは、最近、わたしは次のダライ・ラマの言葉をお守りのように、胸に持っています。
「人生に保証はありません。大切なことは、みなさんがどんな信念を持って生きていくかだと思います。私も信念を持って過ごしていきます。」

野口整体身体教育研究所の野口裕之さんも「生命の本質は即興性だ。医者にも整体の指導者にも、明日の命を保証することはできない」と仰ってました。ダライ・ラマもおなじことを仰ってます。

どんなに貯金があっても、厚生年金があっても、安心てことはないんでしょうね。
保証がない不安を貯金や年金で乗り越えようとしても無理。
そうでなくて信念によって、乗り越えていくことができるように感じています。

「うそがなく無理もないまっとうな商売をし、誰かが困っているときには手助けして生きていけば、しあわせに人生を全うできる」
それがわたしの仮説です。いいかえれば、信念です。
この仮説(理想)を証明するために、自分の人生を使う。もちろん保証はないんだけど、この仮説は希望なんですね。

他にもいくつかの仮説があります。
大事なのは幻のような保証ではなくて(※)、仮説の方なんですね。信念といってもいいし、理想(ロマン)といってもいいし、希望といってもいい。
『ラ・ラ・ランド』で、「ロマンティックであることを笑うな」と主人公がお姉さんに言うセリフがあるんだけど、それがこの映画の主題だと思います。

夢見る人は常にからかわれますよね。
30代のわたしもずっとからかわれてきました。純粋すぎるとか、浮世離れしてるとか。
でも、今はそんな風にはからかわれない。50を過ぎると夢を持つことが難しくなるのをみなさん知っているからです。

(※)追記 
幻なのは、保証の方なんですよね。保証なんてない。保証があると思うことは、幻を追い求めること。

世間的には、理想の方が幻だと思われがちだけど、理想や信念を追い求める方が、むしろ堅実なんだろうと思えてきました。